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『シン・ウルトラマン』 [映画]

IMG_9113.jpg 『シン・ウルトラマン』、IMAXで2回観ました。観た後の気分としては『シン・ゴジラ』の時のような、なんか救われない、荒れたこころにならず、最後の米津玄師の『M87』のような、自分もヒーローになった気になって帰ってこられました。
 始まってすぐにウルトラQに出てきた怪獣との戦いが語られ(「禍威獣」「禍特対」と書くのですね)、それだけで気分が盛り上がります。その中であまり覚えていなかったパゴスは、帰ってきてから復習しておきました。
 2時間枠だし、展開もせんなあかんし、展開しすぎても収集つかないし、大変だっただろうなと思いながらも、出てくる禍威獣たちのグレードアップした様子や、それと戦うウルトラマンのこれまた凄いこと、随分興奮させられます。
 禍威獣たちとの戦いが一旦落ち着くと外星人たち。ザラブやらメフィラスやら、よく選んだなぁと思いました。自分としても、子供の頃ウルトラマンの中ではそれほどワクワクして観た回じゃなかったけど、今こうして見せられるとその意味がよくわかる。長沢さんが巨大化するのも、本当に本編のオマージュで、監督のウルトラマン愛がよくわかる。家に帰って、これも早速復習視聴しました。
 ただ私としては長沢さんに纏わるお色気サービスは、ちょっと不要かも。巨大化して歩いている時の下から角度のカットやら、匂いについての話など、私には少し気持ち悪い。
 斉藤さんと山本さんの居酒屋シーンは逆にとってもよかった。こういった発想はどこから来たんだろう。確かにセブンとメトロン星人の卓袱台を挟んだあぐら対峙はあったけど、昭和の雰囲気を醸し出すためだったのかなぁ。この映画を観てから、山本さんは私にはメフィラスにしか見えず、鎌倉殿の三浦ですがメフィラスに見える。
 ゾーフィの扱いがあまりに驚いたのと、ゼットンの描かれ方が私には随分異質だ。この際、ゾーフィは新しい話として置いておいても、ゼットンはウルトラマンの中でも一番好きな怪獣。ウルトラシリーズでは何度も出てきているけど、その中でもウルトラマンのゼットンは角もしっかり立っていて、本当に惚れ惚れするかっこよさ。それがあのように兵器扱いになるだなんて...。ゼットンから出てくる音も本当に懐かしいものだっただけに、私は少し残念。それとこの辺りのストーリー展開が、ちょっと私には分かりづらい。
 映画としては大満足だったのですが、家で観るのだったら昔のDVD出してきて観る方がいいかなぁ。それにセブンの方が断然好きだしなぁ。
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