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有職料理 萬亀楼 [食べ物屋さん]

mankame1.jpg 以前から行ってみたいお店でしたが、値段も張ることだし少し敷居が高く、昔の同僚との久しぶりの食事会だったので、思い切って予約しました。結果的に言って大満足で、また清水の舞台から飛び降りる機会があれば行ってみたいです。

 さりげない門構えからは想像できませんが、さすがに京都の老舗料亭だけあって、玄関を上がってから部屋に辿り着くまでのアプローチが素晴らしいです。坪庭の横を通り過ぎてお部屋に通されると、そこはメインのお庭に面した茶室風の部屋でした。大人し目の、でも感じのよい着物を着たお姉さんたちがおもてなしをしてくださいます。誰に何を聞いてもみんなちゃんと知っておられ、お店に対するプライドの高さが伺えます。だから料理についても、お店についても、懐石のしきたりについても、本当に気軽に質問できたことがまず一番嬉しいことでした。

mankame2.jpg 料理はそれは本当に手の込んだ、それでいて高ぶることのない見てくれで食欲をそそります。ジュンサイとマスカットの酢の物など本当に変わった料理ですが、基本的には伝統料理、特に時期的にはもを中心にした料理が出されました。
 中でも一番視覚的に訴えたのが、蓮の葉の上に花びらを一枚一枚置いて、その上に色々な小盛りの料理を乗せたものです。食べてしまうのが勿体ないくらい綺麗で、味もさることながら、目を楽しませてくれる趣向に感謝です。 
 そのうちに庭で料理人がガサガサとピクニックベンチを持って歩いているな~と思っていると、うちの部屋のすぐ外側にも来てくださり、そこで鮎を焼いてくださる準備です。エアコンで部屋は閉め切っていますが、炭や笹の焦げる香ばしい香りが微かに入ってきて、これもまた次の料理に対する期待を高めてくれます。自家製の蓼酢につけて頭から骨ごとざっくりとおいしくいただきました。それも2匹ずつ。
mankame3.jpg 冬瓜の炊いたんもとても京都風味の味付けで大満足。刻み生姜の下にはなんとアワビの切り身も入っていて、これまた嬉しい逸品です。
 食事ははもの炊き込みご飯で、おつけものが水茄子。水茄子の葉っぱに乗せてです。デザートがその後2品、そして最後はおうすの接待で、本当に大満足です。

 途中、大女将と若女将がそれぞれ2回ずつ来てくださり、気さくに話して楽しませてくださいます。普通なら挨拶程度の会話しかないのに、いずれもしっかり会話を楽しませてくださいました。さりげなく素敵な着物で、一緒に行ったご婦人方はそれにうっとりされていました。
 値段は高かったけど、本当に行ってよかったです。
タグ:萬亀楼
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西角 出町柳・枡形商店街 [食べ物屋さん]

08.jpg 昔は天ぷらがおいしい店ということでしたが、すっきりとした割烹のお店に変身しました。アプローチも雰囲気があるし、カウンターがとてもいい感じです。

 3回目になりますが、いつも通りのおまかせ5500円を頼みました。
 八寸5種類は小盛りですが、色々あって楽しめます。お造りははも・ヒラメ・いか・あじでしたが、満足できる量だったので嬉しかったです。
 天ぷらは先代から受け継がれてきただけあって、香ばしくておいしかったです。エビ、小ナス、白身魚、サヤエンドウで満足。
 冬の来た時のかぶら蒸しは熱くてフウフウ本当においしかったですが、今回はカボチャまんじゅうにはもが乗せてあるものでした。このカボチャがまた本当に手がかかっていておいしい!本当に絶品です。
 それにここの名物のお決まりの豆腐とトロロの焼き物もおいしかったです。
 デザートも濃い味がとても嬉しくて、本当に逸品でした。

 コストパーフォーマンスはとても高いと思います。飲み物は、決して種類は多くありませんが、値段がおさえめなのにそれなりにたくさん入っていて、本当に得した気分です。
 ご主人がとっても穏やかで雰囲気のある人で安心できますし、一緒に働いてはる職人さんも、とても大きな人で存在感があるのですが、よく働き、繊細の仕事をするひとで、カウンターで仕事を見せてもらいながら食事をいただくのがとても楽しかったです。
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フランス料理 エピス Epice 京都・寺町通今出川下る [食べ物屋さん]

06a epice.jpg 京阪の出町柳駅付近には最近いいお店がたくさんできています。特に賀茂川を渡った河原町通やら枡形商店街付近には、行ってみたいお店がたくさんあります。今日は今出川通りから寺町を下がったところの西側にあるエピスというフランス料理屋さんに行ってきました。

 お店の外観は写真の通り、古い町家なのですが、入ると内装がとてもモダンに作ってあります。入ってすぐはカウンターで、私たちはここで食べましたが、このカウンター席、上に木彫りの欄干があって、四季の花と鳥なんですが、これが粋。06b epice.jpgまたテーブルのしたの引き戸を出すと、綺麗に食器が並んでいるです。狭いテーブルを本当にうまく考えてあると感動しました。奥はいくつかテーブルがあって、その置くに光取りの坪庭があり、その奥に離れの部屋があるんです。町家の作りを巧く使った洒落た内装に感激です。次は友達と奥の離れで食べたいです。
06c epice.jpg 食事は3種小皿のアミューズで始まります。棚に縦に並べてあって、とってもかわいい。女性ならきっと大喜びでしょう。オードブルが野菜のパテで、夏野菜をジェルで固めた、ほとんどサラダじゃないかと思うくらいのフレッシュな逸品でした。
 私が驚いたのは魚のお皿で、穴子を焼いてあるのですが、バルサミコとオリーブオイルで味付けがしてあって、特別な種類のジャガイモが添えてあって、穴子料理としては初めての味わいでした。とっても感動しました。
06d epice.jpg その後冷製のポタージュがまたおいしかったですが、メインは私は仔牛の野菜煮込みを頼みました。たくさん野菜が入っていて、それだけでも感動でしたが、お肉も柔らかくっておいしかったです。

 デザートはまた3種で、ガトーショコラとカスタードプリンとジェラートでした。

 サービスも量も質もみんなよく、本当に楽しんで帰ってきました。
タグ:レストラン
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