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イル・ディーヴォ(Il Divo) 大阪公演 [洋楽]

3157582.jpg 友人にぞっこんのファンがいて、どうしても行きたいって言うもんだからお供してきました。結果的にはとっても楽しかったです。
 大阪城ホールに入ると、まず舞台が遠い(スタンド席は前半分は使用不可となっている)し、なんせ舞台が階段に薄い白布をかけてあるだけで安もんくさいし、あぁどうなるの、って感じです。でもさあ始まってみると、この4人、本当に存在感のある人で、この人たちがいるだけで舞台が豪華に見えるのはとても不思議な感覚でした。それにあの歌声ですから、豪華豪華です。
 お客さんというとほとんどが50代以上ではないかと思われるご婦人が大半。トイレもほとんどが女性用に変身する位で、私たち男性はとっても肩身が狭かったです。でもみなさん、もう120%、いや200%は楽しんでおられた様子。私にはそれを観るのも面白いって感じでした。パターンとしては、4人が交代交代に旋律をソロで歌い、そのうちに順次ハモリだし、最後に全員でハモりまくり、そのままの声で移調して気分を盛り上げ、最後には最低音から最高音までのアクートでガンガン音を伸ばして終わる・・・会場からため息が漏れ、それがそのままウォーっと言う歓声になり、大喝采となる、って流れです。
 私は元々長くオペラファンで、色々な歌手を聞いてきたものだから、初めてこの人たちのCDを聞かされた時、はっきり言ってちょっと俗物っぽい感があったんです。歌っている曲も“いかにも”系で、しかも出で立ちもあんな風だから、同性としては「どんなもんかな~」って感じです。でもコンサートで観ると、それはそれで面白かったです。実際に観てみて、どの人がどんな声で、どういうパートを受け持っているのだとわかったからです。CDで聞いていたら、スペイン人のカルロスがバリトンで張り上げて盛り上げて終わるのかと思っていたのですが、実際はアメリカ人のデーヴィッドが最高音で、しかも常にアクートで、CDの盛り上がりはこの人がやっていたんだなぁって気付きました。それにこのデーヴィッド、ソット・ヴォーチェもファルセットも綺麗に出すし、ポップス系の歌い方もするし、しかもなんと言ってもハモリは常にAよりか上の音じゃないかと思われる超高音を出しまくり、感心してしまいました。
 どれもこれも同じような編曲の曲だったので、最後の方は食傷気味だったけど、7時15分に始まって、途中20分の休憩があったもんの、終演9時45分と、外タレでここまでサービスしてもらって、本当に気分良く帰ってきました。明日からのエネルギーにも十分になりました。

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